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債務整理を弁護士に相談する際のポイント
1 相談は早めに
弁護士に相談する時の一番のポイントは、早めに相談するということです。
弁護士の債務整理には、通常任意整理や個人再生、自己破産の3種類がありますが、ぎりぎりまで何とかしようとして、借入をして返済ということを繰り返すと、債務が膨れ上がってしまい自己破産しかできないということがあります。
早めに相談すれば、自動車ローン以外の分は任意整理を選択し、自動車ローンの支払いは継続することにより、自動車を手元に残すことができたのに、債務の金額が大きくなりすぎたためにそれができなくなってしまうということもあります。
また、早めに弁護士に相談することにより、どのような状況になったら債務整理をせざるを得ないのか、債務整理を依頼する際にどのようなことがあるかを確認することにより、支払いが難しくなった場合に、スムーズに債務整理を行うことができます。
そのため、弁護士への相談は早めに行うべきです。
2 借入れの内容を把握しておく
また、弁護士に債務整理を行う際には、借入の内容を把握し、それを弁護士に伝えるようにしておくと相談がスムーズになります。
借入れの金額等については、だいたいの金額を把握しておいていただければ問題ないのですが、担保がついているのか、保証人が要るのかどうかについては、債務整理を行った場合に与える影響の大きさにかかわってきますので、ご相談時に教えていただけると助かります。
3 収支を把握しておく
また、債務整理で任意整理、個人再生、自己破産のどれが選択できるかは、どの程度債務の返済に回す余裕が家計にあるかによって決まります。
債務の返済に回す余裕がなければ個人再生や任意整理を選択することはできず、自己破産の方針で進めざるをえません。
そのため、借金等の返済がなくなった場合に、どの程度余裕ができるのかを把握しておいていただけると、債務整理をしてどのような手段をとることができるかについてスムーズに提案することができます。
4 まとめ
ただ、相談の際に一番重要なのは、「早め」に相談するということです。
時間に余裕があれば、次の相談までに借入の内容を確認していただいたり、収支を把握しておいていただくようお願いすることができます。
そのため、借金の返済等が苦しくなってきたな、と少しでもお感じの方は、ぜひ、お早めにご相談ください。